ケミカルピーリングについて
皮膚科などで行われるにきび治療は、本当に様々にありますが、その一つとして注目されている治療方法にピーリングが存在します。
ピーリングには種類があって、目的は皮膚のターンオーバーの正常化という共通点があるものの、その手法は様々に存在しているのです。
もちろんピーリングをしなければならない方であるか、必要がないかといったことを事前にリサーチすることが前提になりますが、もしも必要条件を満たしているのであれば、ピーリングの種類について覚えておきましょう。
ケミカルピーリング
ピーリングを大別すると、ケミカルピーリングと物理ピーリングとに分けることが出来ます。
ここではケミカルピーリングについて紹介していきますが、ケミカルピーリングとは、文字通り酸などの角質を溶かす薬剤などを使って行う科学的なピーリングのことを言います。
そしてケミカルピーリングは、アルファヒドロキシ酸を使うものと、ベータヒドロキシ酸を使うものとに大別することが出来ます。
ピーリングと検索して出てくる固形石鹸などの商品の多くは、このアルファヒドロキシ酸を用いたものがほとんどです。
このアルファヒドロキシ酸ですが、名前を見ると仰々しさを感じるものの、身近なものにも含まれている成分です。
例えば、りんごさんやクエン酸。
他にもグリコール酸や乳酸といった天然由来の成分であり、通称フルーツ酸と呼ばれているものに含まれています。
ベータヒドロキシ酸は日本人向けではない
次にベータヒドロキシ酸ですが、これは超強力な化学物質を使うピーリングで、非常に刺激が強く、皮膚の弱い日本人向けではないとされています。
もちろんこれを用いたピーリング治療を採用している医療機関があるかもしれませんが、当然に個人の体質などをリサーチした上での使用ですから、やはり皮膚科医などの専門の方からの治療がベストです。